二人の娘の親である杉浦は、子育て支援に関心をもち、「子育てに行き詰まるお母さんたちを、どのような形でサポートしていけばよいのだろうか」と考えていました。
様々な子育ての考え方を勉強しているうちに行き着いたのが、ぴっかりさんの考え方(抱っこ法)でした。その考え方に共鳴した杉浦は、持ち前の「なせばなる」精神で、まったくの初対面にもかかわらず、ぴっかりさんとの面談をとりつけ、「ぴっかりさんの生の言葉を広めていくことの意味」を熱く語り、DVDの制作を提案したのです。
採算上のリスクの大きいDVDの作成は、大手の出版社などでは敬遠されがちです。しかし、「子育てに悩むお母さんたちの心に、ぴっかりさんのメッセージをダイレクトに届けられるのは、映像の力しかない」と確信した杉浦は、採算にとらわれるよりも、社会的な貢献を優先させたいと考えました。その熱い思いに、ぴっかりさんが動き、実際のDVD制作に当たっては、映像・デザインのプロフェッショナルである木内、時本、馬場が協力を申し出て、実現への道が開かれました。「癒しの子育て・親育ちDVD」制作委員会の誕生です。
その後も、DVDに関する企画・進行・撮影会のセッティングといったことに関しては、ずぶの素人である杉浦には、次々と難題が持ち上がりました。しかし、そのたびに仲間の協力に支えられ、子育ての合間をぬっての作業は1年間にわたり、ようやく完成の日を迎えたのです。
「一人でも多くのお母さん・お父さんに、親子である幸せを味わってもらいたい・・・。」 制作委員会の一人一人の思いが、このDVDには込められています。